カードローン対象者の特徴:専業主婦

カードローン対象者の特徴:専業主婦

カードローン対象者の特徴:専業主婦

日ごろの家事や育児で忙しい専業主婦が頭を悩ませるのが、やりくりではどうしても追いつかない急な出費。働きに出ていないので収入がない専業主婦が頼りにできるのが、少額の借り入れに特化したカードローンです。
一般に安定・継続した収入があることが申込条件として欠かせないカードローンですが、一定の条件を満たすことで収入のない専業主婦でもカードローンを申し込み・利用することができます。
今回は、カードローン対象者として隠れた需要がある専業主婦と、カードローン利用のポイントを見てみましょう。

そもそも「専業主婦」とは?

そもそも専業主婦とは、「稼得労働に従事せず、専ら家事や子育てなど無償の再生産労働に従事する既婚女性」のことを言います。
専業主婦という考えかたは産業革命により社会構造が大きく変化した18世紀イギリスで生まれ、「夫は外、妻は内」という近代の性役割分業意識の成立と共に出現したと言われています。
日本では1970年代の高度経済成長期にサラリーマンの増加と共に浸透し、1975年頃には既婚女性の約6割が専業主婦となりました。「配偶者の収入に自分の生活水準が連動する存在」であるため、安定して収入が増加しているときには、安定した生活ができる家族の形態として一般的になりました。
しかし、バブル景気崩壊と「失われた20年」と呼ばれる超低成長時代に入ると収入のみならず雇用も不安定化、専業主婦を続けることは難しく、現在ではパート・アルバイトとして働きにでる「兼業主婦」が一般化しています。

専業主婦でもカードローンは借りられる?

結論からいうと、専業主婦でもカードローンを利用することはできます。専業主婦がカードローンを利用するパターンとして、大きく「配偶者の同意を得ている」か「配偶者の同意を得ていない」に分けられます。それぞれの違いを見てみましょう。

配偶者の同意を得ている

配偶者の同意を得ている場合、専業主婦でもカードローンを利用するハードルはそれほど高くありません。通常の申込書類と同時に、「配偶者がカードローン利用に同意している」ことを明記した書類を提出すればカードローンに申し込むことができます。
ただし、申込者本人に収入がない専業主婦の場合、配偶者の同意を得ていても借入限度額は大きく引き下げられ、数十万円程度が上限となることが一般的と言われています。

配偶者の同意を得ていない

比較的簡単に借り入れできる同意がある場合に比べて、格段に申し込み・借り入れが難しくなるのが、配偶者の同意を得ていない場合です。
この場合は借入限度額が年収の3分の1に制限される「総量規制」の対象となる消費者金融や信販会社などの貸金業者のカードローンは利用できず、必然的に銀行カードローンが検討の中心となります。
その銀行カードローンも、安定・継続した収入が申し込みの大前提となるため、何の準備もなく申し込みをしても審査に通ることは期待できません。配偶者の同意なしでカードローンの利用をすることは、事実上不可能と言えるでしょう。

誰にも知られずに借り入れすることはできる?

専業主婦がカードローンを利用するときに気になるポイントとして、「誰にも知られずに借り入れできるか?」という点は無視できません。
審査時の在籍確認をはじめ、契約後のカード発送や毎月の利用明細、万が一返済が遅れたときの督促など、カードローンを利用していることが明らかになる機会はいくつかあります。
消費者金融カードローンを中心に、ウェブ完結申込やカード発行をしない即時口座振込など、書類のやり取りが生じないカードローンの利用形態が普及しているため、これらの仕組みを積極的に利用することで誰にも知られないでカードローンを利用することができます。

消費者金融カードローンと銀行カードローンのどちらが有利?

配偶者の収入に頼りきりとなる専業主婦の場合、借り入れ・返済の負担は極めて重要な比較ポイントです。
公開されている借入条件で比較すると銀行カードローンが有利と言われていますが、銀行カードローンが有利になるのはまとまった金額を借り入れるときであり、少額の借り入れでは明確な差はありません。
むしろ、無利息期間の設定やキャッシュバックなどの還元がある分、消費者金融カードローンが有利になることも珍しくありません。無利息期間がある消費者金融カードローンについて見てみましょう。
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おわりに

カードローンの審査において安定収入のない専業主婦は有利とは言えません。しかし申し込みをするカードローンを検討することで、借り入れをすることができます。
急な出費に備えて、どのようなカードローンが利用できるかは事前に知っておいて損はないと言えるでしょう。

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