人工知能(AI)が本格参入。注目のJ.Scoreの「スコアレンディング」とは

人工知能(AI)が本格参入。注目のJ.Scoreの「スコアレンディング」とは

人工知能(AI)が本格参入。注目のJ.Scoreの「スコアレンディング」とは

即日審査・即日融資が普及したことで、カードローンの審査はスコアリングによる自動化が進められてきましたが、本審査では専任担当者による審査がおこなわれるのがこれまでの常識でした。
しかし、人工知能(AI)の発達により、ついに審査まで自動化した個人向けの融資サービスが登場することとなりました。それがJ.Scoreの提供する「スコアレンディング」です。
今回は、注目のレンディングを活用した融資サービスであるスコアレンディングの特徴がどのようなものかを見てみましょう。

みずほ銀行・ソフトバンク共同出資で設立された「J.Score」

今回スコアレンディングの提供をはじめたのは、2016年11月にみずほ銀行・ソフトバンクの共同出資で設立された「J.Score」です。
スマートフォン、ビッグデータと最新AI技術を活用したスコア・レンディング事業を主な事業として設立されたJ.Scoreが提供するはじめての融資サービスが「スコアレンディング」です。

人工知能(AI)による審査の自動化を実現した「スコアレンディング」

スコアレンディングは貸付条件こそ通常のカードローンと大きく変わらない内容ですが、特徴的なのが申し込み・審査の時点で人工知能(AI)によるスコアリング審査を取り入れている点です。
審査では出資企業であるみずほ銀行・ソフトバンクとの取引の有無をはじめ、183の質問に回答することで最大1,000点のAIスコアが付与され、AIスコアが600点以上で借り入れができるようになります。
スコアアップをすることでより有利な借入条件とすることができて、最大で限度額1,000万円、実質年率0.9%から2.1%で借り入れできます。

貸金業者でありながら魅力的な借入条件

良好なAIスコアを獲得すれば銀行カードローンにも並ぶ好条件での借り入れができるスコアレンディングは、600点から100点単位で借入条件が引き下げられていきます。
スコアと借入条件の対照表を見てみると、高いスコアを取るほどより有利な条件で借り入れできます。

AIスコアと借入条件の対照表

出典:https://www.jscore.co.jp/lending/about/

簡易診断からはじまる「スコアレンディング」の申し込み

スコアレンディングの申し込みは、簡易スコア診断→メンバー登録(申し込み)→AIスコア審査の順番で進みます。それぞれの内容がどのようなものかを見てみましょう。

5つの質問に応えるだけの「簡易スコア診断」

はじめに、サイト上の簡易スコア診断でAIスコアが600点を超えるかを診断します。この時点では5つの質問に回答すると大雑把な予測スコアが算出されるだけです。

簡易スコア診断の結果でできる「メンバー登録」

簡易スコア診断の結果が600点以上の基準値を満たしていれば、そのままメンバー登録と公式サイトへのログインが可能となります。

AIによる厳密な審査の対象となる「AIスコア診断」

ログイン後、本格的なAIスコア診断の対象となります。ここでは簡易スコア診断よりも審査基準は厳しく、初期の質問に回答するだけで融資の対象となることはほとんどありません。
基準となる600点を達成するためには、より踏み込んだ質問に回答する必要があります。

審査から融資までの過程はカードローンと同じ

600点以上のスコアを獲得すれば本格的な審査対象となり、通常のカードローンと同様の審査へと進みます。

みずほ銀行・ソフトバンクケータイの利用が必須

このようにAIによる審査という新機軸を導入している「スコアレンディング」ですが、申し込み・借り入れをするためには出資企業であるみずほ銀行との取引か、ソフトバンクでの携帯の利用が欠かせません。
これらの両方もしくはどちらかがないと、AIスコアが600点を超えることは難しく、事実上借り入れをすることができなくなります。

おわりに

世間の注目を集めている技術を活用した注目の融資サービスである「スコアレンディング」ですが、現時点では借入条件こそ魅力的であるものの、指定する金融機関や携帯電話会社との取引が求められるなど、利便性が高いサービスとは言えません。
今後の更なる利便性の向上に期待したサービスといえるでしょう。

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