農家の人とカードローンはあまり結びつかないように思えますが、畑を耕すときに使う「トラクター」などはかなりいい値段がします。
そういった農耕具を購入する際には大金が必要になりますが、そもそも農家の人はカードローンの審査を通過することはできるのでしょうか。
今回は農家の人とカードローンの融資について説明します。
カードローンの種類と審査
まず、カードローンにはいくつか種類があることを覚えておきましょう。
自分が利用する際にも違いがわかっていると便利です。
銀行系カードローン
あまりイメージがありませんが、銀行もカードローンを取り扱っています。
銀行系カードローンの特徴は「金利が低く、総量規制に引っかからない点」です。
他のカードローンに比べると金利が低く設定されていて、利用しやすくなっています。
また、貸金業法で定められている「総量規制」の対象外なため、年収の3分の1以上借りることができます。
銀行が取り扱っているためか、審査が厳正なため利用できるまでに時間がかかること、審査基準が厳しくなっていることに注意が必要です。
消費者金融系カードローン
カードローンとしては一番ネームバリューがあるタイプです。
一定期間利息がつかない「無利息期間」がついているものがある、審査が厳しくないためアルバイトやフリーターの人でも収入があれば利用することができるのが特徴です。
総量規制の対象になるため、年収の3分の1以上は借りることができない、金利が高く設定されていることがあるのがデメリットといえます。
信販系カードローン
銀行系カードローンと消費者金融系カードローンの中間ともいえるのが、信販系カードローンです。
審査は銀行系よりは通過しやすく、金利は種類にもよりますが消費者金融系よりも低くなっています。
また、独特な特典やサービスなどを行っている会社もあります。
種類が多いので自分に合ったものを探すのに時間がかかること、金利が高いと長期間の借り入れには向いていないことなどがデメリットになります。
農家とカードローン
では、農家の人とカードローンの相性はいいのでしょうか。
実は「安定した収入がある」と捉えられるため、問題なく審査を通過できます。
基本的にはどのカードローンも利用できると考えてもいいと思いますが、不安に感じる人は最初は審査に通過しやすい消費者金融系のカードローンを利用するといいと思います。
注意点としては、農家は会社勤めではなく「自営業」として扱われるので、申請するときには自分の収入が安定していることを示す「確定申告書」の写しやコピーが必要になります。
また、兼業農家の人は農業以外の職業で安定した収入があれば審査を通りやすくなります。
農家とカードローンはイメージしにくいため諦めがちですが安定した収入があり、返済能力が認められれば、他の職業と同じように審査を通過することができます。
注意点
農家の場合は専業農家の場合は農作物が主な収入源になります。
そのため、厳しい審査が行われることもあるので、専業農家の人には信販系か消費者金融系のカードローンがオススメです。
また、1社の審査に落ちてもいいように同時に複数の会社に申請すると「申し込みブラック」と呼ばれる、審査に通りにくい人として扱われることもあるので、審査は時間がかかりますが、1社ずつ受けるようにしましょう。
おわりに
今回は農家の人とカードローンの融資について説明しました。
イメージがしにくいだけで、農家の人も問題なく審査に通過できます。
しかし、収入源である農作物が不作になってしまうと返済も苦しくなってしまうので、くれぐれも借り過ぎないようにしましょう。