
簡単な手続きと審査でお金が借りられることから人気を集めているカードローンですが、サービスを提供する会社によってその内容は大きく異なります。
かつては消費者金融などの貸金業者が主流だったカードローンですが、現在では貸出残高で銀行が上回るなど、大きな変動の真っ最中。
今回は、カードローンを提供するさまざまな金融機関の中でも、もっとも身近な金融機関である「メガバンク」と、提供するカードローンの特徴を見てみましょう。
世界規模で展開する巨大銀行である「メガバンク」
そもそもメガバンクとは、預金残高が極めて大きい都市銀行を指す言葉であり、日本では「三井住友フィナンシャル・グループ」と「三菱UFJフィナンシャル・グループ」、「みずほフィナンシャル・グループ」の3グループが知られています。
それぞれ中核となる銀行を中心に、個人から企業の融資に対応できる市中銀行と、国際金融市場の動向に大きく影響する機関投資家としての顔を持ちます。
その動向は2008年のアメリカのリーマン・ブラザーズ破綻が世界金融危機のきっかけとなったように、時として世界経済にも大きな影響を与えることから、大きな注目を集めています。
三井住友フィナンシャルグループ(三井住友FG)
2002年(平成14年)に住友銀行とさくら銀行が合併して発足した三井住友銀行(SMBC)を中核とするのが、三井住友フィナンシャルグループ(三井住友FG)です。
三大メガバンクの中ではもっとも利益率・収益力が高いと言われる三井住友FGは、カードローンやインターネットバンキング(ネットバンク)をはじめ、リテール(一般消費者)向け商品に強いことで知られています。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(三菱UFJFG)
東京三菱銀行とUFJ銀行が2006年(平成18年)に合併して発足した三菱UFJ銀行を中核とするのが、三菱UFJフィナンシャル・グループ(三菱UFJFG)です。
巨大銀行であった東京三菱銀行とUFJ銀行が泥縄式に合併して発足したことから、三菱UFJFGは銀行としてのバランスは優れているものの、現在でも寄り合い所帯であることは否めません。
みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)
みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)は、中核のみずほ銀行が大きなトラブルをたびたび起こしていることからネガティブな注目を集めがちなメガバンクです。
しかし、グループ内再編の推進や、リテールサービスの更なるにより、立て直しと巻き返しを図っています。
メガバンクの提供するカードローンの一覧
いくつかの銀行が合併して発足した日本のメガバンクですが、企業向け融資の伸び悩みにより最近では個人向け融資を積極的に推進しています。
その一環として、従来の個人向けローンと比べて手軽に利用できるカードローンに力を入れ、消費者金融会社の買収やグループ企業化と合わせて、独自のカードローンを開発・提供しています。メガバンクの提供するカードローンの特徴として、貸金業者のカードローンと比べると有利な借入条件や、素早い審査・融資や充実したサポートなどがあげられます。
メガバンクの提供するカードローンにはどのようなものがあるのかを見てみましょう。
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おわりに
メガバンクの提供するカードローンは、数あるカードローンの中でも魅力的な借入条件で提供されているのはもちろん、素早い審査・借り入れなど、利便性の面でも見逃せないカードローンと言えます。
急な出費でまとまったお金が必要なときには、負担の大きい消費者金融カードローンよりも有力な選択肢の一つと言えるかもしれませんね。